幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

夢は消え去った(良いこと)。詩「自分を見つける」。

 こんにちは。花子です。

 気まぐれにブログを更新してみます。

 

 この前夢ができたと書きましたが、それももうどうでもよくなってきました。私の本当の願いはその夢を叶えることではなく、夢を見なくなることだったのです。あんなに叶えたいと思ってたのに、もう思い出すことも少なくなってきました。その夢は自分の力で勝ち取らないといけない気がして、タイミングを見計らって、行動しようと思っていました。でももうそれもおしまいです。夢のことは誰かに言いたいと思っていました。でも言いませんでした。それがよかったのです。また妄想を言っているのかと思われるところでした。私の夢はまたいつか別の形で実現することになるのでしょう。それは今ではないのです。その時をゆっくりと待ちたいと思います。

 

 久しぶりに詩です。

「自分を見つける」

自分なんて見つけたくなかった

こんな何もできない自分なんて見つけたくなかった

なんとなく、薄々は気付いていたのかもしれない

自分が何の能力もないことに

だからあの時、ただ「嫌だなー」と思ったのだろう

 

将来やりたいことなんてなかった

やりたくないことはできないことだと思う

私にはできることなんてほとんど何もなかったんだ

どんな職業があるか教えられても、どれも私にはしっくりこなかった

やりたいものはどれだろうなんて思えなかった

やらなければならないのなら、どれを選ぼうかと考えたのだ

 

働きたくなんかなかった

私はなまけものなのだ

どうして私はなまけていたいと思ってしまうのだろう

本当は私だってみんなと同じように頑張りたい

でも自分を見つけたら、もうみんなと同じことなんてできなかった

 

一生自分を見ずに生きていけたら、どんなにいいだろう

それとも自分がみんなと同じだったら、見つけた自分はこの社会で胸を張って生きられるのに

今の私はこの社会の隅っこで、ひっそりと息をひそめて生きてるだけだ

 

働くことができていたら、何をするのにも罪悪感なんて抱かずにすむのに

病気だからしかたのないことだとはいえ、それが理由で堂々と遊び暮らせるわけでもない

 

あと何年したら私は働けるのだろう

こんな私でもいつかは働きたい

たとえそれが作業所であったとしても

 

お金が稼げさえすればいいわけじゃない

私はこの社会での居場所がほしいのだ

誰かからこの世で生きていていいと言ってもらえるような生き方がしたいのだ

ちょっとでも働いていたら、私はこの社会を構成する一員ですと胸を張って言えるのに

 

こんな何もできない自分見つけたくはなかったけど、この先何もできない自分しかいないかと言うと、そうでもないと思う

まだ人生は長い

何かができる自分が見つかるかもしれない

 

何もできない自分が見つかった時、私は絶望を感じた

一生そんな自分と一緒に生きていかないといけないのかと愕然とした

でもそれが私のすべてではないと、今なら思う

まだ見ぬ私がいつかどこかで見つかるのだ

人生はずっと自分を発見していく旅のようなものだ

こういう場面ではこうする自分がいる

そういうのはその時になってみないと分からない

 

私は何もできないだけだはない

いつか何かできるようになっていると、希望を持って将来を夢見たい

私の人生これからだ

 

 今日は詩だけにしようと思います。

 こんな詩を書いてはみたものの、私はやっぱり働きたくはありません。病気であるとか関係なく、私は本質的に働けない人間なんだと思います。みんな「花子さんならできる」と言ってくれますが、私には自分のことがよく分かります。私は働けません。できたとしても長続きはしないのです。毎日どこかに通うのは嫌です。苦痛です。学校も休みながらじゃないと行けなかったし、高校卒業時には自分がボロボロに崩れ去っていて、直すのに2年ほどかかりました。もうあの頃のような苦しみは二度と味わいたくありません。

 自分はもうほとんど発見され尽くしているような気がします。体力はそんなにありません。気力ももう前ほどはありません。色んなことをちょっとお休みして、余裕が出てきました。もう息苦しくもならないし、泣けてくることもないし、楽だなぁと思います。もう少しお休みして、もっと余裕が出てきたら、また料理を頑張りたいと思います。

 

 最近の幽霊さんはまぁ相変わらずかなという感じです。震えも変顔もほとんどなくなったけど、まだいます。幽霊は本当にいます。なんて言うと、あぁこの人はまだまだ治ってないんだなぁと思われるでしょうけど、本当に変なものが私の体に入ってる感じがあるのです。これは妄想ではありません。なんて言っても病人扱いされるだけなんでしょうけど。とりあえず、幽霊さんはいなくなりつつあります。もうすぐ私は楽になれるのです。