こんにちは。花子です。
まずは詩です。
「君は君で、私は私」
誰が悪いとか、そんなこと決めたかったわけじゃないんだ
私は私で、君が君であることを確かめたかっただけなんだ
あの時「私が悪かったと思う」と君に言わせて、私は自分が間違ったことをしたのに気がつかなかった
あのあと私が普通に話をしようとしたけど、君は拒んだ
それで気がついたんだ、私が間違ったことをしたことに
君はみんなと同じになりたがっていたけど、あの頃の私にはそれが理解できなかった
人なんてみんな違っているのが当たり前だと思っていた
私はみんなとは違っていた
でもそのことになんの疑問も持たなかった
みんながみんなと同じになりたがっている
でもみんなっていったい何なんだ?
みんな何になりたいの?
みんなと同じになれたら楽しいの?
それのいったい何がいいの?
私は私として生きたい
みんなになんかなりたくない
なんて思いながら、私も本当はみんなと同じになりたいのかもしれない
でも無理なんだ
だからよけいに憧れるのかもしれない
みんなと同じになる、ならない
その間でゆらゆら揺れている
せめてアルバイトでもできればいいのに
私には普通に生きることができないんだ
こんな私でごめんなさいとみんなに言おう
言ったってどうにもならないけど
みんなと一緒にいたから私もみんなと同じなんじゃないかって思ってきたけど、はじめから私はみんなと同じではなかったんだ
生まれた時から決まっていた
私はみんなとは違うのだと
君とも違っていた
求めるものが違っていたんだ
君は私を求めていなかった
それに気づくのに時間がかかったんだね
私も間違っていたのかもしれない
だからもう間違えないよ
あの時君から教わったから
詩はここまでです。
次はいつものです。
横になっていたら低血糖のあの意識が遠のく感じがありました。急いで起きて財布を手に持ち、自動販売機でココアを買って飲みました。ホッとしました。それから看護師さんに
「低血糖が」
と言いました。すると看護師さんは血糖値を簡単に測れる針のついた機械で私の指先を刺しました。結果を見て看護師さんは
「低血糖ではないですよ」
と言いました。ココアを飲んだからか、本当は低血糖なんかではなかったのか、どちらか分かりませんでしたが、私の体は大丈夫でした。
低血糖はどうもなかったのですが、幽霊のいやがらせはずっと続いていました。ごく微細に体が震えるのです。体の内側から湧き起こっている感じでした。もうどうしたらなくなるのか分かりませんでした。この日も寝られないくらい幽霊のいやがらせがあったのですが、たぶん寝たんだと思います。
最初のうちはご飯は看護師さんが部屋に運んでくれていました。幽霊のガクガク震わされるのがあって、食べるのもしんどい状態でした。
ある時、デイルームというみんなが過ごす場所があるのですが、そこですき焼きをしました。でもちょっと食べただけで、体の異常に耐えられず、ご飯もだいぶ残して、部屋に戻りました。
入院して最初のシャワーでした。ここで意識を失って倒れられたら、どうなるかは分かりませんでしたが、どんなにいいかと思いました。もう倒れてしまいたいと思っていました。シャワーの途中少しフラッとしましたが、それだけでした。やっぱり本当に倒れるわけにはいかないと思っていたのでしょう。でも意識を失ってしまって、楽になりたいと本気で願っていました。
今日はここまでです。
最近の幽霊さんはまだいる、という感じで、忘れていることも多くなりました。ただ最近ヨガをやっているのですが、その時にかなり全身を震わされたりはします。でもそれももう少ししたらなくなるでしょう。幽霊さんはきっといつかはいなくなります。そう信じて毎日を過ごしていきます。