幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

レベルの低いところで戦っている。詩「ひも」。

 こんにちは。花子です。

 

 この前私ってレベルの低いところでしか生きられてないんじゃないかと思いました。詩などを書いて、自分ってよく考えられてるなんて思っていますが、私が知らないだけで、この世にはもっとすごいことを考えられている人がいっぱいいるのです。

 私は知ろうとしません。だって興味がないからです。自分で書いてはいますが、私は正直詩にあまり興味がないのです。好きなのは小説です。読むとワクワクして楽しいからです。

 最近は詩を書いて、これが世に出て、有名になって、人生変える、なんてことを思わなくなりました。前は神聖かまってちゃんのの子さんに会いたかったから、何としてでも有名になって、の子さんに興味を持たれて、お付き合いするんだ、なんて思っていましたが、今はもうの子さんのことを思い出すこともほとんどありません。

 焦りがなくなりました。早く有名にならないととも思わなくなりました。このブログも所詮遊びです。私は働かなくても生きていけるようになったから、書いてお金をもらえるようにならないととは思わなくて良いのです。

 「人生変えたい」と母に言ったことがありましたが、あまり理解してもらえませんでした。その時は今のままじゃ私の人生デイケアに行くだけで終わってしまうけど、本当はの子さんに会って、一緒に配信に出て、一緒に曲を作って、ってしたいのだと思っていました。それを言わなかったから、母は私が何を言いたいのか分からなかったのでしょう。でも今はそんなこと全く思いません。私は普通の人間です。

 私は狭い世界で生きている、小さな存在です。でも誰だってそうなんじゃないでしょうか。それに気づいても自分ではどうにもできません。人生は自分の力だけでは進まないからです。私は人の力を借りないと生きてはいけないでしょう。私には力を貸してくれる人がいるのです。

 私はレベルの低いところで、人知れず戦っています。ひとりで勝手に人と競い合っているのです。でもそんなこと誰も知りません。だから戦ってても、戦ってなくても、同じなのです。私はきっと底辺で生きていくことになるのでしょう。でも底辺だからと言って、居心地が悪いわけではありません。私には私に合った居場所で生きる力があるのです。私はこの場所で私なりの生き方で生きていきます。

 

 さて、今日は第一月曜なので、詩を書きたいと思います。

「ひも」

あの時君とすれ違った

君はそんなこと覚えてないだろう

私はただひとこと「バイバイ」と言いたかったのに、勇気が出せなくて、何も言えずにうつむいて通り過ぎた

 

この時私は自分で自分の首を絞めていることに気づいたけど、どうすることもできなかった

君に声をかけることができていたら、何か変わっていたかな?

いや、変わらなかっただろうな

だって自分自身のことだったのだから、他人にはどうにもできなかったのだ

 

細いひもが首に複雑に絡み合っていて、どのひもを引っ張ればこのひもたちがほどけるのか分からなかった

色んなひもを引っ張っては自分で自分の首を絞め、苦しがっていた

分かっていたのにひもをほどくことができなかった

そんなことを考えながらあの道を歩いていた

「自分で自分の首を絞めているのは分かっている」そう思ったことははっきりと覚えている

 

誰も悪くない

でも私だって悪くない

悪いものは何もない

じゃあどうして私は苦しんでいたんだ?

この首に絡み付いたひもはいったい何なんだ?

いつの間にこんなにくっつけてしまったのだろう

触れば触るほど首が絞まるし、どうしたらとれるんだ?

 

みんなが先を行く中、私はひとり立ち止まってこのひもと戦っていた

そうしたらずいぶんと遅れをとってしまった

と言うより私の道はみんなと同じ方向にはなかった

ずっと立ち止まって考えていた

ただ考えていた

それだけ

何もしようとしなかった

できそうになかった

 

でもそれでもいいって思いたかったけど、現実問題それでいいはずがなかった

私だって人並みの苦労をしないといけない気がしたし、お金を稼がないと生きてはいけない

今は働かなくても生活できるようになったし、きっと今だけでもこれでいいと思いたいけど、どうなのかな

 

あの時君に声をかけていたとしても、今がこんなんであることには変わりがないけど、思い出すんだ、あの時のことを

こんなこと思うのきっと私だけだね

 今日はここまでです。

 

 最近の幽霊さんはまたも相変わらずです。申し訳ないくらいに変化がありません。そろそろ「幽霊さんのいない日が一日ありました」なんて報告したいのに、今日も朝から全身がガクガク震えていました。もちろん幽霊さんの仕業です。薬も全然減らないし、きちんと飲んでるのに幽霊さんはなくならないし、もうどうしていいか分かりません。でも毎日自分にできることをやって生きていくしかありません。生きることを頑張りたいです。