幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

幽霊さんがひどい。詩「信じる者は救われる」。

    こんにちは。花子です。

 

    先週はちょっと幽霊さんがひどかったです。火曜日に大きく出ました。前の日に日記が書けなかったので、書いていたら、手がなんだか変でした。震えているような感じで、書きにくかったのです。日記はなんとか書けたのですが、洗濯物を干そうとしている時、幽霊さんが大きく出てきました。上半身を横に思いっきり揺さぶられたのです。これは自分の意志でやっているのではありません。体が勝手に動くのです。洗濯物は母に干してもらいました。イスに座っていると、洗濯物を干し終えた母が向こうからやってきました。それを見た幽霊さんは「お母さん」と声を出さない言い方で言い、手を思いっきり振って、足を足踏みするように動かしました。このことを診察で先生に言うと、先生は「幽霊さんもお母さんが好きなんでしょうかねぇ」と言っていました。ただのいやがらせで意味はないと思うのですが。

    いつも私が書いた詩をデイケアのスタッフに見てもらっているのですが、水曜日が診察とデイケアだったので、この日に詩を清書しなければならなかったのでした。しかし、書いていたら手が変で、うまく書けませんでした。私は泣きました。悔しくて悔しくてたまりませんでした。この時ほど幽霊さんの消滅を願った時はありません。そんな私を母はかわいそうに思ったのか、カフェでのランチに誘ってくれました。外では幽霊さんはほとんど出ず、私は普通でした。家に帰って、また詩に再挑戦しましたが、手が震えてきて書けませんでした。体もふるえていました。そんな私を母はまたかわいそうに思ったらしく、近所のコンビニでアイスを買ってきてくれました。

   金曜日、私は詩の清書にまた挑戦しました。でもまた無理でした。ボールペンで机を思いっきり叩かされて、机に穴が空きました。強い力でぐるぐると書かされて机に跡が残りました。私はまた泣きました。詩は書けませんでしたが、日記は書けました。

    土曜日、また詩を清書しようとしました。手がちょっと変になりそうでしたが、なんとか書けました。これからはきっと邪魔されることなく書けると思います。たぶんですが。

 

    今日は第1月曜なので詩を書きます。

「信じる者は救われる」

信じるっていうのは神様のこと?

それとも宗教のこと?

何を信じていたら救われるの?

救われるってどういうこと?

楽に生きられるの?

楽に生きていいの?

楽に生きようとしていいの?

苦労をしなくちゃいけないんじゃないの?

生きることは苦しみなんじゃないの?

 

どうやら違うようだ

私も救われたいと思っていいみたいだ

だから私も信じてみようと思う

この先絶対に幸せなのだと

 

けど本当に信じる者は救われるのかな?

この先も絶対に幸せなのだと信じてもいいのかな?

でも裏切られるのが怖くて

この先堕ちてしまった時に信じた私がバカだったと思うのが嫌で

信じることをためらってしまう

 

だけど堕ちてしまった時こそ信じる時なんじゃないのか?

たとえ救われそうになくても、信じることで底からはい上がれる

未来の幸せを信じていたら、自分で自分を救い出せる

今が苦しくても、いつかその苦しみから抜け出せる時が来ると信じられれば、たぶん本当に救われるんだと思う

 

私は信じていたい

この先どんなことが起こっても

結果的に不幸だったとしても

ずっと信じていたいんだ

 

だから私の未来は幸せなんだと思う

だって信じることができているのだから

信じる、自分自身を信じることができていたら、きっと救われる

自分が自分を救うのだ

    詩はここまでです。次回からまたいつもの続きです。

 

    最近の幽霊さんは上に書いた通りです。意味の分からないところで出てきます。幽霊さんのことを思ったわけじゃないのに、顔を変な顔にさせてきます。震えはもちろん出ています。これからますますひどくなるのかと思わないでもないですが、きっと良くなっていくでしょう。いつか幽霊さんがいなくなるのを願って、、、。