幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

棚経とお葬式の相談。〇〇駅で妄想したり、の子さんに電話をしようとしたり。

    こんにちは。花子です。

 

    父の仕事は自営業で、父の実家が仕事場です。そこにお仏壇があります。この前そこにお寺さんが来て、棚経をあげてくれました。お葬式のことで聞いておきたいことがあったので、家族全員で行きました。聞いておきたいことというのは、火葬式にしたいがそれでいいのかどうか、ということでした。それを訊くのは私ということになっていました。お経が終わって、私は

「すみません。ちょっとご相談したいことがあるのですが。この先父か母が亡くなった時、予算の都合上、お葬式はせずに火葬式でいきたいんですが、どうでしょうか。」

とお寺さんに訊きました。するとお寺さんは

「それはかまいませんよ。でもどうするか分かりますか?直葬(火葬式)と言っても色々ありますからね」

とおっしゃいました。それからはみんなでどこの葬儀社に決めてるかとかを話しました。亡くなるであろう本人が目の前にいるので話しにくいと言いながら、直葬についてお寺さんは話をしてくれていました。今回来てくれたのは副住職さんでした。もう77歳だそうです。だからうちの誰かが亡くなるよりも、副住職さんが亡くなる方が早いかもしれません。どうなるかは分かりませんが、また来年も家族全員で行って、話をする予定です。

 

    さていつものです。

    この時から夜まで空白の時間となります。どう過ごしたか覚えていないのです。

    暗くなってから私は〇〇駅にいました。私がいたのは少し高いところで、線路を挟んだ向こう側の下の方に電車が見えていました。そこで私はケイタイを手に持ち、画面に映る私の顔を見て、の子さんが12時間前に私と同じことをしていたのだと思い、

「花ちゃんってけっこうかわいい」

と思っていたのだと思いました。

    その場所で電車が走っていくのを見ながら、の子さんは

「花ちゃんもう帰っちゃうの?」

と言い、ガラスに口づけをしたのだと思いました。だから私も実際にガラスに口づけをしました。人はいなかったと思います。この時はもう時間の概念がぐちゃぐちゃで、の子さんの行動と私の行動のどちらが先にあったことなのかわけが分からなくなっていますが、思いついたことは何の疑いもなく正しいと思い込んでいました。

    それから帰って出直すことにしました。私鉄の改札前の柱のところにの子さんがいることを想像して、未来のの子さんの姿が見えているのだと思い込み、明日またこの場所で会おうと頭の中での子さんに語りかけました。切符を買って電車に乗りました。電車の中で私は気を失いそうになるほど疲れきっていました。

    次の日行ったかどうかは残念ながら忘れてしまいました。しかしこんな記憶もあります。

    〇〇駅のタクシー乗り場のあたりで、私はの子さんと電話がしたいと思いました。この時幽霊は私が頭の中で言うことに首を振ったり笑ったりしていたので、こんな考えが頭の中に浮かびました。それは例えば「1番目の番号は1ですか?」と訊くと首が縦か横に振れます、それを1から9まで訊いて、それを11回繰り返せば11桁の電話番号が出来上がるというわけです。

    最初はうまく11桁の番号ができませんでした。幽霊が首を縦にも横にも振らないのです。それでもなんとか、半ば無理やりでしたが、できた番号に電話をかけてみました。すると男の人が出て、思わずすぐに切りました。数日後リダイヤルから手がすべって、その番号にかけてしまいました。また男の人が出て、

「お前か」

と言ったので、怖くなってすぐに切りました。当然のことですが、電話はうまくいきませんでした。

    今日はここまでです。この駅での出来事はまだあります。お楽しみに。

 

    最近の幽霊さんはこの前ほど大きく出ていませんが、まだ少しあります。いつも平気な顔をしていますが、本音はすごくつらいです。これが幽霊さんに伝わってくれたらいいのですが。笑顔にさせられたり、手足を震わされたりしています。どうやったら出て行こうって思ってくれるのでしょうか。誰か教えて、、、。