幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

漫画喫茶で楽しかったが、悲しくもあった。銀杏をもらったのが非現実的に感じた。

 こんにちは。花子です。

 

 先週は楽しかったような、悲しかったような出来事がありました。先週の土曜日に母と漫画喫茶に行きました。ソフトクリームを食べたいだけ食べ、飲み物を飲みたいだけ飲みました。もちろん漫画も読みました。3時間パックというのがあったのですが、2時間パックというのもあると勘違いして、2時間で出てきてしまいました。本当は2時間パックなんてものはなく、料金は3時間分でした。

 母は兄に勧められた「かもめチャンス」を読み、私は「ツバサ」を読んでいました。母が漫画を読み終えて、「さあ、これからドリンクタイムだ」という時に私が出ようと言って、出てきてしまいました。本当はあと1時間もっとソフトクリームや飲み物を楽しめたはずなのに、私の勘違いで楽しめませんでした。申し訳なく思い、母に謝りましたが、最初のうちはちょっと怒ってたらしく、素っ気ない態度でした。でも私は勘違いしたことが悔しくて、母に泣いて謝りました。そうしたら母も分かってくれたようで、「今日はこれでよかったんだよ」と言ってくれました。

 過去をやり直せるなら、もう一度会計前に戻って、「やっぱりもう少しいます」とでも言いたかったです。今度はリベンジで朝のモーニングの時間に、きっかり3時間楽しんでこようと思います。モーニングは無料なのです。私の行った店舗でもやっているようなので、また今日みたいに暑い日にモーニングとソフトクリーム目当てで行ってこようかと思います。

 

 さて、いつものです。

 K君に会いに行ったのとは違うマクドナルドに行きました。この時は私の中に誰かが入っている感じはなかったと思います。その代わり周りにたくさんの人がいるように思っていました。Nさんとかみさこさんとか色々です。私の部屋に置いてきている人もいました。

 マクドナルドでバーガーを買って、帰りに近くの神社で休憩しようとしました。そうしたら中年の女性2人が銀杏を拾っていて、私が神社に入って行ったら、私も銀杏拾いに来たのだと思われたみたいで、

「せっかく来たのになかったらかわいそうだし」

と言って、拾った銀杏を分けてくれました。

 頭の中では私は饒舌でしたが、この時は現実の人と話をするのがかなり久しぶりでした。だから私は

「何だったんだ、今のは」

と思い、どこか非現実的な感覚に浸っていました。非日常の出来事だったのです。

 しばらく休憩して神社を後にしました。神社から出る時、銀杏をくれた2人にお礼を言いました。この時の私にはちょっと勇気のいることでした。

 私の住んでいるマンションの公園の水道で実を洗い、種だけにしました。銀杏は実が臭いので家では洗えず、こうしたのでした。洗っている時、ふっとよしのさんのことを思い出して、頭の中で

「よしのー」

と呼びかけていました。この時以外にも思い出した時に

「よしのー」

と頭の中で言って、決して忘れているわけじゃないのだと示そうとしていました。

 父と母が帰ってきて、久しぶりに話しかけました。

「銀杏もらったの」

と言って、レンジでチンして母と2人で食べました。母はなんだか嬉しそうでした。

 私はこれぐらいの時、反抗期のようなもので、父母を無視していました。しかしこの時はなんのわだかまりもないような普通の母子でした。実際この時は私の方はわだかまりがだいぶ少なくなっていたのですが、非現実的な世界にばかりいたので、母どころではなかったのです。

 今日はここまでです。

 

 最近の幽霊さんは相変わらず手足が震えます。顔もちょっとだけ動かされそうになるのですが、そう大きくは動きません。だんだん減ってきていると思いたいのですが、今のところなんとも言えません。いつか「あれ、最近幽霊さん出てないな」と思う日が来るでしょうか?来てほしいと思うし、きっと来ると思うのですが、どうでしょう?