幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

久しぶりの大泣き。神社でソウヘイさんと会おうとする。

 こんにちは。花子です。

 

 この前久しぶりに大泣きをしてしまいました。なんとなく怖くなってきたのです。いつか父と母が死んでしまうと思うと、とても悲しくなったのです。2人はまだ60台ですが、必ず私より先にこの世からいなくなります。早くに親を亡くした不幸な子にはなりたくありません。私は不幸になりたくないのです。涙が止まりませんでした。静かに泣いていると、近くにいた母が

「花ちゃんもしかして泣いてる?」

と訊いてきました。私は父と母がいなくなることを思うと悲しいのだと言い、

「お母さーん」

と言いながらわんわん泣きました。すると母はコンビニで私の好きな物をなんでも買ってきてくれると言ったので、ぜんざいを頼みました。母はぜんざいだけでなく、ジュースも買ってきてくれました。母と2人で飲んだり食べたりしていると、落ち着いてきました。もう涙はでませんが、父と母がいなくなったら、どうやって生きていったらいいのでしょう。その頃にはまた別の大切な人が現れていたらいいのですが。でも父と母以上に私にとっていい人はこの世に存在しないような気がするのです。2人がいなくなっても、頑張って私の人生全うしたいです。

 昨日は近くの神社の茶会に行ってきました。父と母と3人でです。座敷に上がるのではなく、広い椅子に何人かで座って、お茶とお菓子をいただく簡単なものでしたが、とてもおいしくて楽しかったです。その後お庭が拝見できたので、拝見してきました。母が畳に寝転んで

「空が真っ青だー」

と言っていました。今週も楽しい日曜日でした。また来年も行きたいです。

 

 さていつものです。

 頭の中でのの子さんとの対話の中で、私が中学校の時に気になっていたショウヘイ君のことが出て来ました。私は必死に

「今は好きじゃないから」

と言い訳をしているつもりになっていました。

 そんな中にわかに頭の中にソウヘイさんという人が出て来ました。ソウヘイさんという知り合いはいないのですが、ショウヘイ君から転じて出て来たのだと思います。ソウヘイさんはスキンヘッドで背が低く、容姿の良くない人だと想像していました。それでもなぜか私はソウヘイさんのことが好きだと思っていました。

 ソウヘイさんはこの家の中にいるのだと思っていました。だからまたこの家の敷地内に入りました。雨戸が閉まっている扉の前まで行って、ソウヘイさんが出てくるのを待ったり、耳を戸につけて中の様子をうかがったりしていました。ソウヘイさんはその扉の前にいるのに、容姿が悪いのが恥ずかしくて出て来れないのだと思っていました。だから私は雨戸に張り付いて

「ソウヘイ愛してる」

と目一杯色っぽい声を出して言いました。本当に声を出して何回か言ったのです。そうすると頭の中でソウヘイさんが

「色っぽい声も出せるんじゃんねぇか」

と言っている気がしました。一瞬ソウヘイさんはもう死んでいて、幽霊なんじゃないかという考えも出てきたのですが、すぐに消えました。

 それから玄関の方に行ってソウヘイさんが出てくるのを待ちました。するとなぜか視線が動いて、キョロキョロと目玉が動いたり、一点を見つめさせられたりしました。私はそこに何らかの意味があるのだと思いました。この時浮かんできた考えは、神聖かまってちゃんのみさこさんとちばぎんさんの実体のない魂のようなものが目の前にあるのだというものです。自分の意志に反して動いていた目がある一点で止まると、そこにはみさこさんもしくはちばぎんさんがいるのだと思ったのです。視線が止まった時には私の顔が笑顔になったりしました。これは実際には幽霊の仕業だったのですが、この時はみさこさんかちばぎんさんがこっちを向いた時に私の顔が自然と笑顔になるのだと思っていました。

 しばらくそこで目玉が動いたり、笑わされたりしていました。すると突然足が勝手に動いて敷地内を走らされました。この時は幽霊がやっているなどとは思いもよらずに、の子さんの思いが私の体に何かしら反映されているのだと、なんとなく思っていました。そんなことをしていたら、その家の人(さっき「警察呼ぶぞ」と言った人とは別の人)に見つかって、

「はい、出なさい」

と言われたので、何の抵抗もせずおとなしく出ました。入っていった小さな扉から出ようとしましたが、その前に車の出入り用の門を開けてくれたので、そこから出ました。この人には「ソウヘイ愛してる」というのを聞かれていたかもしれません。今から思うとすごく恥ずかしいことです。この人はそれを聞いて出て来たのかもしれません。

 今日はここまでです。神社ではこれで終わりです。次は場所を移動させての妄想です。

 

 最近の幽霊さんは、手足の震えがちょっとひどくなっているかもしれません。机に向かって書き物をしているときに、左足だけを震わせてくるのです。それを父に言うと

「寝転がって書いたらいいじゃないか」

と言われました。でもそうしたら今度は寝ている時にも足を震わせてくることになるのです。しかも机じゃないと書きにくいです。いつかいなくなることを願って、今を過ごそうと思います。