幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

久しぶりに過呼吸になった。K君とクッキー作り。

 こんにちは。花子です。

 

 この前すごく久しぶりに幽霊さん以外の精神病の症状が出ました。それは何かと言うと過呼吸です。過呼吸は今回が初めてではありません。初めてなったのは高校3年生の時です。受験生だったというのもあるかもしれませんが、それだけではありません。これはあまり人から理解されませんが、学校に行くのが限界だったのです。あの時は泣いてばかりいました。なぜこんなにしんどいのか分かりませんでしたが、とにかくしんどかったのです。

 今回はなぜなったかと言うと、父がいなくなるのだと思うと悲しくなって、涙が止まらなくなったのです。最初は泣いているだけでした。過呼吸はまだ出ません。横になって休もうと思いました。もうちょっとだけ寝てしまおうと思ったのです。横になりました。寝るために呼吸を整えていました。するとなんだか息が苦しいのです。深呼吸をすれば楽になるかなと思って、深く息を吸ったり吐いたりしていました。でもなかなか楽にはなりません。ずっと深呼吸をしていました。深呼吸をやめると息がハアハアなってきて、余計にしんどいからです。

 過呼吸だなと思いました。私はあの時から自分のことは自分で治してきたと思っていましたが、本当はやっぱり治ってなかったのだと、ショックを受けました。やっぱり私は精神病なのだと思い知らされました。あの時どうやって過呼吸を治したか思い出そうとしましたが、思い出せませんでした。

 しばらく深呼吸を続けて、これは1人では治せないと思って、母のところに行きました。母は何もできませんでしたが、私の側についていてくれました。そして窓を開けたり、除湿乾燥機を持ってきてくれたりしました。するとなぜか呼吸が楽になってきて、過呼吸は治りました。もう過呼吸なんて一生ならないと思っていましたが、またなるかもしれません。私はやっぱり病気なのです。その覚悟で生きていきます。

 

 さて、いつものです。

 K君が入ってきたと思った翌日だったと思います。私はまたクッキーを作っていました。パソコンを食卓に持って行き、YouTubeandymoriを聴きながら作りました。

 クッキーを作っている途中で、斜め上あたりにいると思っていたNさんが現実世界へと帰っていく気がしました。それに私の周りには色んな人がいると思っていたのですが、この時はセンジュさんがいると思っていたところに行って、見えない体にピトッとくっつく妄想をしました。気持ち良くなるかと思っていたのですが、なりませんでした。

 出来上がったクッキーを食べて、私の中にいると思っていたK君に

「おいしい?」

と訊きました。目と目だけでなく口どうしもつながっているとこの時は思っていたのです。おいしいか訊くと、幽霊は笑ってうなずきました。それをこの時の私はK君がおいしいと言っているのだと思いました。

 その後幽霊が私を気持ち良くさせてきました。するとまたNさんがやってきたような気がしました。この時私はK君とNさんは付き合っているのだと思っていました。だからNさんは私とK君が気持ち良くなるのは許しがたいけど、一回ぐらいなら空間を超えた性行為のようなことをK君としていいと言っているような気がしました。それが終わればNさんがK君を連れて帰ってくれると思っていました。

 だから私はK君とも空間を超えた性行為をしたと思っていました。

「愛してる」

と頭の中で言いながら、幽霊が腰を動かすのに身を任せていました。これが終わったら、K君は出て行くのだと思っていました。だから

「これが最後だよ」

と頭の中で言っていました。の子さんもみさこさんも壮平さんもみんな出て行ったのだから、K君も出て行くものなのだと思っていたのです。

 「K君さようなら」

と頭の中で言いました。しかし幽霊が何かしらのいやがらせをしてきました。私はそれをK君がやっていることなのだと思って、なんで出て行ってくれないのだろうと思っていました。でもこの時はまだ私とK君は仲が良いように思っていました。

 クッキーを作っている時、口の中で舌を動かすと、なんだか気持ち良くなりました。私はそれをベロベロチュッチュッと名付けて、のちにも気持ち良くなろうと思って、必死に舌を動かしていたこともありました。

 今日はここまでです。

 

 最近の幽霊さんは私の思うことに反応して、首を振ったりしていました。出て行くか訊くと、首を縦に振るのです。すなわちイエスです。出て行くのです。でも本当かどうか分かりません。分からないけど、それを信じて毎日を過ごそうと思います。それ以外はやっぱりちょっと手足を震わされたり、変な顔にさせられたりします。でもこれも一生付き合っていかなければならないのでしょう。適度に頑張ります。