幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

私が成人を迎えた頃。の子さん達がラブホテルで待っている。

 こんにちは。花子です。

 

 今日は成人の日ですね。私も何年か前に成人を迎えましたが、成人式には行きませんでした。大学にも行ってなかったし、アルバイトもしていないニートだったからです。この頃はまだ幽霊さんはいなくて、一応発病前だったのですが、かなりしんどい時期でした。病院に行ってたらきっと病名はつけられたと思います。毎日生きるだけで精一杯で、働いたり、学校に行ったりすることができませんでした。今から思えば、この時病院に行ってたら、何か変わったかなと思うのですが、この時は自力で治さなければ意味がないと思って、一人で頑張っていました。何をどう頑張っていたのかというと、私はノートに思ったことを書いて、それで頭の中を整理しようとしていたのです。頭の中はそれで整理できました。この時は反抗期にも入っていて、親への不満が爆発していたのですが、それもなくなりました。そうして楽になった頃に幽霊さんが入ってきたのです。

 反抗期の頃はいろんな考えが頭に浮かびました。あの時ほど頭が働いていた時はありません。人生で一番物事を考えていた時期でした。今その時のことを書いたノートを読みやすいように書き換えるという作業をしています。幽霊さんのことを書いたいつものやつが終わったら、それをこのブログに載せようと思います。でもなかなか進みません。まだまだいつものが終わりそうにないので、焦りはありませんが、毎日確実に書いていこうと思います。また楽しみに待っていてください。

 

 さて、いつものです。

 次の日の昼間、私は今度こその子さん達に会わなくてはと思い、パソコンで地図を見ながらMONOさんに

「このラブホテルで会いましょう」

と頭の中で伝えたつもりになっていました。

 それから家を出て、またラブホテルに向かいました。あまり人がいない場所だったので、誰からも声はかけられませんでしたが、明らかに私は不審者でした。ラブホテルの横で誰かと頭の中で対話していました。もうその内容はすっかり忘れてしまいましたが。

 とにかくこのラブホテルにの子さんとMONOさんの2人がいると思い込んでいて、

「早く出てきて」

と頭の中で2人に必死に伝えているつもりになっていました。ラブホテルの正面に行って、いくつかある窓の中から視線が自然に止まった窓の部屋に2人はいるのだと思い込みました。その窓を見ながら、早く出てきてもらえるように、念を送りました。

 私の頭の中にの子さんとMONOさんと私が輪になって、3人で踊っているイメージが浮かんできました。このイメージは私との子さんとMONOさんが出会えた時に実現することなのだと思いました。もうすぐ会える、そんな気がしていました。

 の子さんの本名は亮介さんというのですが、私は頭の中で

「亮介、今何してる?」

と問いかけました。すると幽霊が私の腰を前後に動かしてきました。私はそれがの子さんの答えなのだと思い、その動きは性行為を表しているのだと思いました。の子さんの方はもう私を迎え入れる準備が整っているということなのだと思ったのです。

 2人は裸になって、このラブホテルの一室で私を待っているのだと思いました。の子さんに来てくれと言われているような気がしました。だから私は勇気を出して中に入りました。3階くらいまであったように思うのですが、私がここだと思っていた部屋は2階でした。1階は駐車場で、部屋があるのは2階と3階だったはずです。とにかく入り口が分かりづらくて、階段も分かりづらいし、どこを歩いているのか分かりづらかったのです。

 でも外から見てここだと思っていた部屋の前まで来ました。幸い昼間だったので、誰もいなかったらしく、変な人に部屋に連れ込まれるということはありませんでした。

 この部屋の前で私は沢尻さんに意見を求めていました。沢尻さんならラブホテルのことについて詳しいと思ったのです。何か言われているように想像していましたが、もう忘れてしまいました。

 今日はここまでです。あと一回ラブホテルの話が続きます。

 

 最近の幽霊さんはいつも通りです。寒い時にはガクガク震わせてきます。手足の震えもないわけではありません。食事中箸を持っていた手が、使っていない時に震えていました。母がそれを見ていました。私は母に

「いつものことだ」

と言いました。母はちょっとつらそうでした。いつまで経っても幽霊さんのいやがらせには慣れることはありません。でも減ってきているような気もするのです。ただ今日も朝からガクガクがあったし、変な顔にもさせられました。せめて1日でもいいから幽霊さんを感じなくなる日があってほしいです。