幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

筋トレを始めた。夜の〇〇駅を歩き回る。

    こんにちは。花子です。

 

    筋トレを始めました。風邪をひく前にやり始めたのですが、風邪で一時中断していました。鼻は若干残っていましたが、もうほぼ治っていたので、先週の金曜日からやり出しました。今のところ4日は続いています。三日坊主ではありません。

    起きたらまずコーヒーを飲みながらゆっくりします。そして排便があるのを待ちます。それから筋トレを始めるのです。最初にヨガの本で知った「太陽礼拝のポーズ」を2回やります。次にデイケアでもらった「ロコモ予防運動」をやります。スクワットとか腹筋とか、7つの筋トレをやるのです。

    ロコモとは「運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態」のことを言います。私はまだ二十代なのでちょっと無縁のような気もするのですが、痩せて体をすっきりさせたいので、やっています。まだ痩せてた高校生の頃にはいてたズボンをもう一度はきたいのです。

    痩せるお茶で検索すると、ルイボスティーが出てきました。前に買って置いてあったのをまた飲むことにしました。そんなに高くないし、おいしいし、これから飲み続けようと思います。今の体重は59キロです。とうとう60キロをきりました。ゆっくりペースで痩せていこうと思います。体重にはそんなにとらわれないようにします。だって筋力がついたら体重は増えるのですから。

 

    さて、またいつものです。夜中の〇〇駅です。

    歩き回っている途中に若い男の人2人組に声をかけられそうになりました。私はちょっと危険を感じたので、会釈だけして歩き去りました。うろついてる中で2回その人達とすれ違ったのですが、2回とも無視して通り過ぎました。

    駅の側にあるバスターミナルのあたりでの子さんを探し回りました。この時にもちょっとだけ危険なことがありました。遠くの方で中年のおじさんが私の方を向いて手を振っているのです。後ろを見ましたが誰もいません。そこでその人は私に向かって手を振っているのだと分かり、急いで逃げました。おじさんと私との間の右側に道があったので、走ってそっちに行きました。その人は追いかけてはきませんでした。危険は回避することができたのです。

    私にはの子さんとの出会いの場面が見えるのだと思っていました。それはただの想像だったのですが、本当に起こることなのだと信じ込んでいました。もうすぐここでの子さんと出会い、感動のあまり2人は抱き合うのだと思いながら、その場所を何度も通りました。

    トイレに行きたくなり、警備員みたいな人に

「トイレはありますか?」

と訊くと、駅のトイレは全部閉じられていて、近所のコンビニにならあると言われました。だからコンビニのトイレに行きました。そのコンビニから駅に戻る途中、バスターミナルのあたりからおじさん達が私に何か言っていました。

「ねぇちゃんどっか行かないか?」

とかそんなんだった気がします。とにかく危なそうな人達だったので、私は無視して通り過ぎました。夜中に外に出るとこんな目に遭うのかと思いました。

    この日はじめて本物のよっぱらいを見ました。千鳥足でフラフラと歩いていたのです。私は

「よっぱらいを見るのははじめてだ」

と思っていました。なんとなくそれをの子さんに言っているようなつもりになっていました。

    それから私は〇〇駅を離れて、さらに広範囲を歩き回ることになります。

    コートのポケットに手を入れて歩いていたのですが、幽霊が私の人差し指を立ててある方向を指差すのです。これはきっとの子さんが、どうやってかは分かりませんが、私の手を使って私の行くべき方向を示しているのだと思い、その通りに歩きました。

    道路か線路の高架横を歩いたり、線路沿いを歩いたりしました。頭の中での子さんとつながっていると思っていたので、政治家のポスターや色んな目に入ったものを頭の中で実況中継するみたいにの子さんに伝えているつもりになっていました。そうすれば私の居場所がの子さんに分かると思っていたのです。私の居場所がの子さんに分かれば、私との子さんは会えるのだと思っていたのでしょう。知らないところをやみくもに歩いていましたが、また〇〇駅に戻ってきました。

    今日はここまでです。〇〇駅はまだ続きます。

 

    最近の幽霊さんは割とおとなしいです。でも先週の前半はちょっと幽霊さんが手足を震わせてきていました。この2、3日はほとんど忘れていました。たまに思い出したりはしましたが、それでいやがらせをしてくるかと言うと、そうでもないのです。いつも言うことですが、このまま幽霊さんがフェードアウトしてくれることを願っています。でもまあ一生一緒でもそれはしかたないかなとも思うのですが。