幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

元気になってきたのに、またしんどくなった。12時間前のの子さんと同じ行動という妄想。

    こんにちは。花子です。

 

    最近また元気がなくなってきました。先々週から筋トレを始めたのですが、先週はできない日が少しありました。木曜日にデイケアに行ったのですが、次の日からものすごくしんどくなりました。人に気を使って疲れたのでしょうか。朝に起きたのですが、また寝て、しんどさが少しマシになったので、母と買い物に行きました。帰ってきて、母とGYAOで海外ドラマをひとつ観て、また寝ました。まだ寝ていたかったのですが、時間になったので夕食作りを始めました。でもとてもしんどくて野菜を切ったり、炒めたりしている間、息がハアハアなってきて、ちょっと過呼吸っぽくなりました。いつもは汁物とおかず2品ぐらい作るのですが、この日は皿うどんだけしか作れませんでした。それでも頑張ったかいあって、おいしいのができました。作った後ちょっと横になって休んでいました。母が私が何か言ったらなんでもやってくれると言うので、アイスとジュースを買ってきてもらいました。食べてゆっくりしているとだんだん治ってきましたが、皿洗いはできなくて、母に頼みました。父が次の日は夕食作りをやってくれると言うので、頼みました。みんなが助けてくれるので、生きていけてます。

    次の日は早く起きられませんでした。まだしんどさは残っていました。このしんどさは幽霊さんにしんどくならされるのとはまたちょっと違います。幽霊さんとは関係なく、私自身の問題なのです。この違いがどれだけの人に理解されるか、、、。この日もちょっとしんどかったのですが、夕方に久しぶりに散歩に行きたくなったので、母と3時間ほど歩きました。あまりしんどくはなりませんでした。

    その次の日も父が夕食作りをしてくれると言うので、また母と夕方散歩にいきました。2時間半ほど歩きました。ちょっと歩きますが、木がいっぱいある公園があるのです。森林浴をして、ちょっとは元気になるかな?と思うのですが、、、。

 

    さていつものです。

    明け方〇〇駅周辺を歩いていて、開店前のお店の前にちょっと腰かけました。そこで私がの子さんのことを父母に紹介する時は、の子さんがどんな人なのか誤解のないように説明するからと頭の中での子さんに言っているつもりになっていました。

    〇〇駅に戻ってきて、ショッピングモールの近くの予備校前の階段に座りました。もう夜は明けてすっかり明るくなっていました。そこで色んなことを考えていたのですが、なぜか体が動きません。立ち上がりたくても立ち上がれませんでした。体が自分の思い通りに動かなかったのです。

    そこでまた新しい考えが浮かびました。それは今私は12時間前のの子さんと同じ行動をとっているのだというものでした。12時間前の子さんは私を探している途中にここで座り込んでしまったのだと思いました。だからの子さんが座っていたのと同じ時間座らなければならないのだと思い込みました。私の体が動かなくなったのはそのためだと思っていました。

    動けるようになるまでの間、頭の中のの子さんと対話しようと思いました。の子さんは中学生を妊娠させたかもしれないという騒動を起こしたことがありました。本当は妊娠は事実無根でしたが。その相手の女の子の写真を見たことがありました。世間ではかわいくないとか言われていたみたいですが、私はそういう人達とは違って、けっこうかわいいと思うとか頭の中で言っていました。私はの子さんの味方だと示したかったのです。

    ショッピングモール前で何かの演説をしている人達がいました。私はその人達の演説の仕方は生ぬるい、もっとの子さんみたいに自分の思いを心のままにぶつけるつもりで演説しなければならないとか思ったりしていました。今から思えば私はあまりにもの子さんに陶酔しきっていたような気がします。演説はあんなものだと今なら思います。

    この場所にいたのがの子さんは夜だったから変に思われなかったかもしれませんが、私は朝なので前を通る人から不審者扱いされているんじゃないかとも思ったりしました。

    そんな風に頭の中で色んなことを思っていたら、幽霊は私の思いに反応して笑ったりしていました。それを私はの子さんがそうしているのだと思っていました。

    自分の意志でやっていたのかそうでなかったのかは忘れましたが、座った状態で靴をつついたり、ケイタイのストラップをいじったりしていました。きっとの子さんも12時間前にこんなことをやっていたのだろうなと思いを馳せていました。そうするうちにふっと体が動くようになって、「動けるじゃないか」と頭の中で言うと、幽霊は笑っていました。

    今日はここまでです。ちなみにいつものと言って書いていることは7年ほど前の話です。今はこんな妄想抱いていませんので。

 

    最近の幽霊さんは完全にはいなくなりません。いつものように震えはあるし、笑顔にさせられたり、変な顔にさせられたりします。でもこれで年金がもらえているので、これはもうこういうものなのだと思うしかなさそうです。主治医の先生は病気が治ってきて元気になったと喜んでくれていたのですが、ぬか喜びさせたようで申し訳ないです。でもまあこれからどんどん悪くなるということはないと思うので、無理のない生活を送っていきたいです。元気になれる方法があれば、なんでもやるのになぁ。