幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

神聖かまってちゃんのの子さんをはじめて見た時。

    こんにちは。花子です。

 

    最近は、あまり調子が良くありません。ずっと寝ていたいのです。朝も起きたくないのです。このごろ起きるのは11時ごろです。今日も起きたのは11時半でした。起きたくないし、起きても何もしたくありません。図書館で借りてきた本も読みたくないし、詩も書きたくないし、ブログだって前よりもワクワクしません。ただ月曜日だから書いているという感じなのです。昼間寝過ぎているせいか、夜は寝つきにくくなっています。どこかでこの悪循環を断ち切らねばならないのですが、起きたくないのです。どうしよう。これからどうなることやら。

 

    前回の続きです。今回もまだ幽霊さんが入ってくる前です。

    高校卒業後、私は何が原因か分からなかったのですが、自分がボロボロに崩れ去っているような気がしました。だからまずは自分を取り戻そうと思いました。自分を立て直そうとする中、私はの子さんのことを知ることになるのでした。

    一番はじめにの子さんを見たのはテレビのドキュメンタリーでした。見た時はあまり何も思わなかったのですが、後からの子さんのことを慰めている妄想が出てきたりして、の子さんのことが気になりはじめました。

    それからしばらくして、神聖かまってちゃんのカミスン出演映像を見ました。はじめはちょっと痛々しくて目をふせそうになりましたが、見た後ずっとの子さんのことが頭から離れなくなりました。

    最初はYouTubeで動画を見ているだけでした。YouTube神聖かまってちゃんの曲は何度も聴きました。配信動画もいくつか見ました。私はこの時反抗期に入っていて、とても苦しく、の子さんの曲が私の癒しでした。

    こんなことがありました。神聖かまってちゃんの「ロボットの夜」を聴きながら体を揺らしていたら、母が部屋から出てきて

「いったい何が気にいらないって言うのよ」

と言ってきました。この時私は母とは全く口を利いていなかったのです。そう言われても私は何も言えず、ただ涙が出て息が荒くなるだけでした。

    それから自分の部屋に入り、横になりながら

「今の子さんが近くにいるような気がする」

と思っていました。この時はまだ幽霊が何かをしていたわけではありません。の子さんに会いたいという思いから発生した私の勝手な思い込みでした。

    これぐらいの時、私は父と母のことが大嫌いになっていて、

「もうこの家では生きてゆけない。出て行かねば。」

と思うようになっていました。

    この少し前の頃から私はノートに自分の思いを書いていたので、そこから何か作品を生み出して、それで食べていけたらと思いはじめました。何がいいかと考えて、詩だったら書けるんじゃないかと思いました。の子さんの書く詞を見て、私だってこれくらい書けると思ったのです。

    詩の賞をネットで見つけてきて、応募しました。詩人人生の第一歩となるようなものを書いたつもりでした。

    私はこの時まだ自分の望みは必ず叶えられる、そういう能力を持っていると信じ込んでいました。だから父と母に詩の賞に応募したことを言った時、私は絶対に賞がとれると言いました。そう信じ込んでいたのです。母は意味が分からなかったようで

「分からない」

と言い、父は

「そんな予感がするんだね」

と言いました。しかし私の詩は一次しか通らず、儚い夢となりました。

    賞をとって、の子さんが私の存在に気づいて、そこから関わるようになって、私は家を出ての子さんと暮らしていくのだという夢を見ていたのですが、その夢は破れました。家を出てから自立できるまでの間、の子さんのお世話になろうなどとも思っていました。

    今日はこれくらいにしておきます。また次回をお楽しみに。

 

    最近の幽霊さんは大きく出てきたり、おとなしくなったり、色々です。この前、母が休んでいる時に、幽霊さんがでてきました。持っていたタオルでまくらを叩かされたり、ちょっと叫ばされたりしました。後から母にそのことを言うと、

「そういう時は必ずお母さんに言ってね」

と言われました。また違う日、詩を書いていたら机をグーの手でおもいっきり叩かされました。この時はすぐに母に言いました。幽霊が出ても私には支えてくれる人がいます。そのことに感謝して、毎日を過ごしていこうと思います。