幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

今年は歩きまくる一年に。詩「あの子の夢」。看護師さんとお話を。

 こんにちは。花子です。

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします、なんてこのブログは誰も見てないんですけどね。でもとりあえずなんとなく今年も書きたい時に書いて、ちょっとずつ更新していけたらと思います。

 今年も例年通りお正月はお墓参りに行きました。そしてお寿司屋さんでお寿司を食べて、母と散歩に行って、帰ってきました。最近は母と色んなところを歩き回っています。昨日もデパートに行って、帰りは川沿いを歩いて、電車に乗って帰ってきました。そして念願の電池式腕時計を買いました。今までソーラー式の時計を使っていたのですが、うまく充電ができなくて、すぐに止まってしまうので、電池式のが欲しくなったのです。アルバの6600円の時計を、お正月だからということで、6000円にしてもらって買いました。そして水晶までもらいました。しかも母の分までもらったのです。今年も良い一年になりそうです。

 

 それでは詩です。

「あの子の夢」

夢を見た

あの子のことを恋しく思う夢を

思い出した

あの子のことを恋しく思っていたことを

今ごろどうして思い出したのだろう

ずっと忘れていたのに

どうしてあんなに恋い焦がれていたのか

 

たしかにあの子のことを好きだったことはあった

でもあの子とどうこうなりたいわけではなかった

親しくなれたらよかったかもしれない

でも私は想ってるだけで精一杯だった

声をかける勇気はないし、好きだとみんなにバレたらどうしようと思っていた

ちょっと話ができるだけでもよかったかもしれない

でもやっぱり私にはできなかった

人に声をかけるということがあの時の私にはできなかったのだ

だからせめて夢の中でだけでも親しくなりたいのかもしれない

現実ではもう忘れられているかもしれないのに

 

恋に恋していたのかなぁ

本当に胸が苦しかった

歩いている間中あの子のことを考えていた

思い浮かべるだけで苦しかった

私はあの子に恋をしていたのだ

 

恋をすると楽しいかもしれないが、叶わない恋だと分かっていたら、苦しいだけだ

でも叶わないと分かっていても、やっぱり恋は楽しいかもしれない

苦しい、楽しい、どっちだろう

きっと苦しくて楽しいものなんだろうな

あんな気持ち、あの時だけだ

でも夢の中ではあの時に戻っていた

あの子のことを心から想っていたし、あの子と親しくなる夢を見て、すごく楽しかった

 

いつまでも寝ていたい

いつまでも楽しい夢を見ていたい

いや、もういっそ、どんな夢でもいいから、寝ていたい

寝ていたら、体の重みを感じずにすむ

起きるとズンと体の重みを感じる

夢のように体の重みを感じないまま、現実世界を生きてみたい

そして夢のようにあの子と仲良くなるのだ

 

体は軽やかに、心は楽しく、というのが理想だが、時に苦しい夢を見る

夢の中でも、心で想ってるだけで、会えないのだ

叶わない思いを持ち続けるのも苦しい

せめて夢の中だけでも楽しく過ごしたいものだ

でも起きると楽しみや苦しみは薄れる

あの時の気持ちもだんだん忘れていく

そしてまた現実だけを見て生きていくのだ

 

人は夢になぐさめられたり苦しんだりするが、それを時には忘れ、現実を生きていくのだろう

私達は夢の中で生きているのではない

この現実世界を生きているのだ

 詩はここまでです。

 

 さて、いつものです。

 看護師のTさんに詩を見せたら、

「辛口の感想言っても良い?」

と言いました。私は

「はい」

と言いました。するとTさんは

「もう少し繰り返しとかがあってもいいかもしれないね」

と言いました。私は

「辛口じゃない感想は?」

と訊くと、

「繊細なんだなと思った」

と言われました。私はそれがちょっと嬉しかったです。

 Tさんがパソコンで何か打っている時に、私は

「話したいことがあるんですけど」

と言って、Tさんの仕事が終わるのを待ちました。

「たいしたことじゃないですし」

と言って待っていたのですが、私が

「絵に気持ちを入れて描くと気分がよくなる気がします」

と言うと、

「たいしたことない話じゃなかったね」

と言われました。

 ある女性の看護師さんが

「花子さんの笑顔を見たら元気になる」

と言ってくれました。私はそれが嬉しくて、お薬をもらう窓口のとびらを閉めようとしていたこの看護師さんに

「元気な顔ー」

とか言っていました。何回か言ったのでしつこいと思われたかもしれません。だからあまり長くは言いませんでした。

 今日はここまでです。

 

 最近の幽霊さんは、寒い時のガクガクがほとんどなくなりました。一年前の今頃はあんなにガクガクさせられて、あんなに苦しかったのに。本当に幽霊さんの消滅は近いと思います。ただまだ完全にいなくなったとは言い難いので、薬は減らないかもしれません。本当にいなくなったと感じられたら、先生に薬を減らしてもらえるように頼んでみます。きっともうすぐです、きっと・・・。