幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

分からないのだと認識できる勇気を。詩「最愛の君へ」。

 こんにちは。花子です。

 

 私の思い違いもあったのですが、ちょっとムカつくことがありました。それはある人の言動です。その人は私よりも年上で、まるで私よりも物事が分かっていて、私に教え諭しているというような態度なのです。その人だけじゃありません。この世には知っているのか知らないのかどっちかは分かりませんが、人を馬鹿にしている人が多いのです。そういう私も人を馬鹿にすることがないわけではありませんが。

 人のこと分かっているつもりになって発言しないでほしい、と思います。あなたは何も分かっていないのです。私のこと全然分かってないのです。私の言いたいことはそんなことじゃないのです。勘違いしていることに気づきもしないのですか?どうして私のことがあなたの理解の範囲内にあると思うのですか?この世の全てが自分の理解の範囲内に収まっているとでも思っているのですか?分からないなら分からないと言える勇気を持ちましょう。私は分かってもらえないより、分かってないのに分かっていると思い込まれることの方が嫌です。

 年齢や立場が上なだけで、人は私のことを低く見て、私を自分の理解の範囲内に収めてしまうという癖を正そうとしません。人は分からないという不安感から逃れたいと常々思っているのです。しかもそれが無意識なので、厄介です。それが自分の理解の範疇にないとはなかなか思うことがありません。でも自分は自分が思うよりずっと馬鹿です。どんなに勉強したって本当の賢さは得られるわけではないと思います。自分を、本当の自分を、分かってあげられるのは自分しかいないのに、欲にまみれたこの目は、自分を正しく写しません。自分は賢い、そんなことを思ってしまいます。

 私は現実を見ている、つもりですが、きっと実物よりこの頭の中の私は美化されているでしょう。できることなら自分を正しく写す鏡が欲しいです。最初は見るのが怖いと思います。だって頭の中の自分は、現実より美化されていると思い知らされる場面が、いっぱいあるからです。ふとガラスに映る自分を見た時、私は、ちょっと大袈裟ですけど、愕然とします。自分ってこんなんなのかとがっかりします。もっと可愛かったらなぁなんて思いますが、可愛くなっても自分はたいして変わらないと思います。これでいいはずなのに、そんなんじゃ納得できません。可愛く見られたい、そんな欲望は尽きることがありません。

 この目で見ているこの世界はどこか間違っているかもしれません。私の目は物事を正しく写さないかもしれません。それでもこの世界を正しく見られるように、どうすればいいかは分かりませんが、努力したいと思います。人が私を間違った目で見たとしても、自分だけは自分のことを正しい目で見たいと思います。分かることと分からないことをしっかり見極めて、分からないことは分からないと認識できる勇気を持って、生きていきたいです。

 

 今日は第一月曜なので、詩を書きたいと思います。

「最愛の君へ」

君のことが今でも恋しい

君はいつでも私の側にいたし、私のことを一番に想ってくれていた

何も言わずに私の言いなりにもなってくれた

踏みつけても、放り投げても、また私のもとに戻ってきてくれた

 

私はいつでも君のことを想っていた

私には君が必要だった

君は私を必要としてくれただろうか

何も言わない君の気持ちは分からなかったけど、私がいないと君はこの世に存在できなかった

私だけの存在

でも私はそんな君を捨ててしまったのだ

 

君のせいで私は病魔に犯されているのだと思い込んだ

私は君を捨てないと死ぬかもしれないと思ったのだ

君とはいつまでも一緒にいられるはずがないと思っていたけど、こんな終わり方になるなんて思いもしなかった

いつかは終わると思ってはいたのだが

私は生きるか死ぬかの選択で生きる方を選んだ

すなわち君を捨てるということだ

 

捨てられた君はもうこの世にはいない

私が消し去ったも同然なのだ

すまないと思う、君に対して

でも決して君は私を恨まないでいてくれると思う

だってその方が私のためになるのだから

いつでも君は私のためになることをしてくれていたし、君と離れることが私のためになると思ってくれただろうから

 

一番に愛していた

でも離れられてよかった

本当によかったんだよ

私は君と一緒に居続けたらいつまで経っても前に進めない

いつまでも一緒にいられるわけじゃなかったのだ

 

ありがとう、今まで一緒にいてくれて

もう会えないけれど、いつまでも私のことを想っていてほしい

今でも見えないところで私のことを見てくれていると思う

君のくれた温もりを私はいつまでも忘れない

いつまでも心の中では君と一緒にいるよ

最愛の君へ

 

 最近の幽霊さんはまたちょっとひどくなって、寒い時に全身をガクガクと震わされます。手足の震えもなくなりません。幽霊さんのガクガクがあまりにひどくて、この前の木曜日に泣いてしまいました。悔しいと思いました。幽霊ひとりいなくならせることぐらい簡単なはずなのに、どうして私にはできないんだろうと思って、悔しかったのです。全体的には良くなっているかもしれませんが、本当に良くなっているのでしょうか?良くなるように努力したいのに、どうすればいいか分かりません。誰も教えてくれません。薬さえ飲んでたら治るのでしょうか?他にできることはないのでしょうか?とりあえずはできるだけ無視して、穏やかに過ごせたらいいなと思います。