幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

コーヒーをこぼしてショックだった。公園でK君をからかう(つもりになっていた)。

 こんにちは。花子です。

 

 最近はほぼ毎日母と近所のイオンでお昼ご飯を食べています。安いパンやお惣菜を買って、イオンのベンチで食べるのです。この前はイオンの中に入っているパン屋さんのコーヒーを母に買ってもらいました。コンビニのコーヒーのようにマシンで入れるタイプのものです。どうせすぐ飲んでしまうのだからとふたはしませんでした。それが命取りになるのです。母と私がベンチの両端に座って、間に食べ物と牛乳とコーヒーを置いていました。すると牛乳をベンチに置こうとした時に、牛乳がコーヒーにあたってコーヒーが全部床にこぼれてしまったのです。ショックでした。気をつけているつもりだったのです。何にも考えてなかったわけではありません。こぼさないように気をつけないと、と思っていました。母はよくあることだと笑って許してくれました。これからはコーヒーを買った時にはまずコーヒーを飲んでから他のものに手を出すことにします。

 この前母と夜にゴミ捨てに行きました。ついでにマンションの敷地内を一周することにしました。うちのマンションは結構広くて、子供の頃は遊び場に困りませんでした。トンボを捕まえたり、ままごとをやったりしていました。母に

「ほらここのマンホールのところでままごとをやったりしたんだよ」

とか言っていました。ツツジがいっぱいあったので、よく蜜を吸っていました。ひとりで蜜を吸っていたら、友達が来て、満足に吸えなかった時がありました。その時私は母に

「ひとりでもっと吸いたかったのに」

と言ったそうです。木登りしたこともあったし、子供の頃は楽しいことばかりでした。久しぶりに歩いてとても懐かしかったです。

 

 さて、いつものです。

 公園には竹の切り株みたいなものがいっぱいあったので、童心に帰ったつもりになって、その上をピョンピョン跳んでいました。すると右膝が少し痛くなってきました。私は体が歪んでいて、右膝が左よりも使えていないので、痛くなるということは普段使えてないところが使えている証拠だと思いました。なので私はこれでいいのだと思っていました。

 大きな岩があったので、その岩に足を伸ばして座り、右足を内側にねじっていました。そうすれば足の歪みが少しマシになると思ったのです。でも幽霊はそうは思わなかったようで、私の体に何かしらの悪さをしていました。私はそれをK君が俺は昔バスケをやっていたし、花子さんより体のことには詳しい、だから俺の言う通りにしろと言ってきているのだと思っていました。

 この公園でこんなこともしていました。外でも自然体でいられるのだということをK君に見せたくて、なぜか全力疾走をしたのです。こんなこと高校時代には出来なかったことでした。

 それからベンチに座り、自慰行為をしている妄想をして、頭の中で喘ぎ声を出して、K君をからかっているつもりになっていました。そうしたら幽霊は笑っていたので、K君以外の誰かが私と同じ気持ちになって、おかしくて笑っているのだと思いました。

 この時K君は私にいやがらせをするだけで、一緒に気持ち良くなるということがほとんどないのだと思っていました。それにK君とは頭の中でつながっていて、私の思ったことが伝わると思っていたので、頭の中で喘ぎ声を出せば、私と他の誰かとが性行為をしていると勘違いして、悔しがるんじゃないかと思っていました。そんな変なことをしてから家に帰りました。

 今日はここまでです。

 

 最近の幽霊さんは変な顔にさせられることが多いです。手の震えもよくあります。机に向かっている時の足の震えはだいぶなくなってきました。でも顔が変になるのがつらいです。なぜだか分からないけど、笑顔にさせられるのです。幽霊さんが何を考えているのか私にはさっぱり分かりません。どういうつもりなのでしょうか。本当にこの病気は治るのでしょうか。近い将来、「幽霊さんがいなくなりました」と言える日が来るのを待っています。明日にでも来てほしいなぁ。