幽霊に取り憑かれた花子

統合失調症患者の妄想と現実

書きたいのに書けないのがつらい。もうすぐの子さん達がやって来る。

 こんにちは。花子です。

 

 書きたいことがあったのに、書けなくて、嫌な気持ちになりました。それは書いてはいけないと分かっているつもりですが、「世の中にはこんな人もいる」とかいう形でだったらいいような気がするのです。そういうのはどんな形であれ書かないようにしよう、と言われました。書いてしまうとそう言った人が私に何も言えなくなってしまうからです。その人が行った場所のことは話に出さず、ただ「人から聞いた話ですが」と書けば大丈夫なんじゃないかと思ったのですが、その人からは「駄目だ」と言われました。その人の話は他言無用なのです。その人がそれを聞いた場所でも、絶対に他言無用ですと、きつく言われていたそうです。それでも私が書きたいのはほんの一言なのです。一言こう言っていた、と書きたいだけなのです。それは私も共感できると書きたかっただけなのです。でも書けません。私がデイケアのことを書かないようにしているように、その人が行った場所のことは書いてはいけないのです。分かってはいても、悲しくなりました。この気持ちをどこにぶつけたらいいのでしょう。そんなに人に嫌われてまで書きたいことではありませんが、書くなと言われるとどうしても書きたくなります。こうやって書くことで、その人に少しでも私の気持ちを分かってもらえたら、と思います。抽象的な話ですみません。ただ私はその人に分かってもらえたらそれでいいのです。

 

 さて、いつものです。

 私の父と母もちょこっとだけ出てきました。私の右斜め後ろに小さく出てきたのです。私はその2人に

「変なことばっかりしてごめん」

と謝りました。幽霊との性的な快楽を得る行為に後ろめたさを感じていたのです。幽霊と性的に気持ち良くなることがやましいことなのだと思っていました。この時は幽霊とは知らずに、の子さんと空間を超えて性行為をしているのだと思っていたので、余計に自分がふしだらに思えました。なぜかダウンタウンの浜田さんが私の父母の言葉を代弁してくれているように思ったりもしました。

 それから神聖かまってちゃんのMONOさんと対話しているつもりになっていました。パソコンで地図を見ながら、私はここにいるから来てくださいと伝えようとしていたのです。MONOさんが車でこっちに向かっているような気がしました。MONOさん達はちょうどある場所にいるのだと思い、

「この道路を通って来てください」

などと伝えているつもりになっていました。

 の子さんとMONOさんがこっちに来るまでの間、パソコンで動画でも見て待っていようと思ったのだと思います。私の記憶ではこの時パソコンは机の上ではなく、枕元に移されていました。動画を見る前に移したのか、それとも記憶の順番が間違っているのかは分かりませんが、とにかくこの時は枕元でした。MONOさんに語りかけていた時は机の上だったのですが。

 なんとなくAKB48を見ようと思い、スタジオライブの映像を見ていました。この時なぜかこの映像は今撮られているのだという考えが出てきました。向こうからも私が見えていて、私のために歌っているのだと思っていました。この時私はしばらく風呂に入ってなかったので髪がベタベタでした。動画を見ていたら、だんだんそのAKB48の人達が私のことを汚いだとか不潔だとかありえないだとかいうふうに思っているように思えてきました。私は悲しくなってすぐに風呂に入ったか、シャワーを浴びたかをしました。

 風呂場から出てきて横になっていたら、幽霊が私の体をこわばらせて動けないようにして、体を震わせるというか震えのものすごく細かい動きを私にしてきました。この時私は誰かは分からないけれど、の子さん以外の誰かと戦っているような気がしていました。私はの子さんのことが好きだったので、の子さんがこんなひどいことするはずがないと思っていたのです。でも誰だったかまでは考えが及びませんでした。そうしていたら私の上の方にAKB48の人達がいるような気がして、私に

「頑張ってください」

と言っているのだと思いました。

 今日はここまでです。この後の子さん達を探しに行きます。

 

 最近の幽霊さんはいつも通り、寒いと体をガクガクさせてくるし、手足は震えるし、変な顔にさせられます。今日も朝から私が幽霊さんのことを気持ち悪いと思うと、睨むような顔にさせられました。私の思ったことに反応して顔を歪められるのです。ずっと忘れていられたらいいのかもしれませんが、そういうわけにもいきません。思い出さなくても、足は震えるのです。つらいですが、我慢するしかありません。この先いつまで我慢すればいいのでしょう。ちょっと疲れました。